今回はバンコクの洪水による飛行機の欠航と、各航空会社の対応についてまとめました。
2026年9月下旬の大雨でバンコク首都圏では道路の冠水が続いています。
その影響でタイ国際航空が日本路線を含む多くの便を欠航し、スワンナプーム空港では預け荷物が届かないトラブルも起きています。
これからタイに行く人やタイから帰国する人は、自分の便が対象になっていないか早めに確認しておきましょう。
【10月4日更新】
- 10月1日〜3日の欠航は規模が縮小され、10月3日から予定どおり全便を運航しています
- タイ国際航空は10月4日から通常運航に戻ると発表しました
- 滞留した預け荷物を受け取れる24時間の専用窓口が空港内にできました
- 10月2日にタイ国際航空のCEOが職務停止になりました
※10月1日更新:10月1日〜3日の追加欠航、大阪線・名古屋線の時刻変更、荷物の追跡サイトを追記
タイ国際航空の欠航・時刻変更の状況
1. 9月29日〜10月1日に37便が欠航
タイ国際航空は洪水の影響で9月29日から10月1日までに計37便を追加で欠航すると発表しました。
- 9月29日:国際線5便
- 9月30日:国内線7便・国際線21便
- 10月1日:国際線4便
欠航の理由は、洪水で地上スタッフが空港に出勤できず人手が足りないことや、荷物の積み下ろしや便の遅れが続いていることです。
2. 日本路線の対象便
日本路線で欠航になるのはバンコク発の次の4便です。
- 9月29日:バンコク → 札幌(TG670)
- 9月30日:バンコク → 大阪(TG622)
- 9月30日:バンコク → 成田(TG642)
- 9月30日:バンコク → 羽田(TG660)
いずれもバンコクから日本へ帰る便です。
該当する便を予約している人は、タイ国際航空から届くメールやアプリの通知を確認してください。
※9月30日のTG622(バンコク→大阪)は時刻を変更して運航したとの報道もあります。
3. 10月1日〜2日も一部の便が欠航
タイ国際航空は9月30日に10月1日〜3日の計50便を追加で欠航すると発表しました。
その後10月1日夜に規模を縮小し、実際の欠航は次のとおりになりました。
- 10月1日:15便
- 10月2日:9便
- 10月3日:欠航なし(予定どおり全便を運航)
対象はプーケット・チェンマイ・チェンライ・ハジャイなどの国内線と、台北・ソウル・シンガポール・ハノイ・ニューデリーや欧州の各都市への国際線です。
日本路線は対象になっていません。
4. 日本路線の時刻変更
欠航にはならなくても出発時刻が変わっている便があります。
- 9月30日:大阪線(TG622・TG623)と名古屋線(TG644・TG645)
- 10月1日:大阪線(TG672・TG673)
日本からタイへ行く人も出発前に時刻を確認しておきましょう。
5. 10月4日から通常運航に戻る
タイ国際航空は各部門から人員を集めて10月3日から予定どおり全便を運航し、10月4日(日)から通常運航に戻ると発表しました。
ただ空港周辺の冠水や荷物の遅れがしばらく残る可能性もあるので、出発前には最新の運航状況を確認してください。
6. タイ国際航空のCEOが職務停止に
タイ国際航空は10月2日に取締役会の特別会合を開き、チャイ・イアムシリCEOの職務を停止しました。
洪水のときの危機管理に問題がなかったかを調べるためで、調査の間はサムリット・サムニアン取締役がCEOの職務を代行します。
各航空会社の変更・払い戻し対応
1. タイ国際航空
タイ国際航空は9月26日から10月11日までにスワンナプーム空港を発着する国内線・国際線を対象に特別対応をしています。
- 同じ路線・同じ運賃クラスなら1回まで無料で予約変更できる
- 変更後の旅行は10月11日までに終える必要がある
- 上のクラスへの変更は手数料なし(運賃の差額はかかる)
- 欠航になった便は全額払い戻しに対応
問い合わせは公式アプリやウェブサイト、コンタクトセンター(タイ国内 +66 2 356 1111)で受け付けています。
2. LCC・その他の航空会社
ほかの航空会社も、洪水が特にひどかった9月下旬の便について変更手数料を免除しています。
| 航空会社 | 対象の便 | 対応内容 |
|---|---|---|
| エアアジアグループ | 9月26日〜28日出発 | 元の出発日から7日以内なら無料で変更。またはクレジット(2年間有効)に交換 |
| タイ・ベトジェットエア | 9月26日〜28日出発 | 元の出発日から7日以内なら無料で変更。またはクレジット(180日間有効)に交換 |
| バンコクエアウェイズ | 9月25日〜27日出発 | 10月10日までの便に無料で変更。またはバウチャー(1年間有効)に交換 |
| ノックエア | 9月26日〜28日出発 | 元の出発日から30日以内なら無料で変更。またはバウチャー(30日間有効)に交換 |
| タイ・ライオンエア | 9月26日〜28日出発 | 元の出発日から30日以内なら無料で変更。またはクレジット(30日間有効)に交換 |
対象の期間や条件は状況によって延長されることもあります。
必ず各航空会社の公式サイトで最新の情報を確認してください。
預け荷物が届かないときの受け取り方
スワンナプーム空港では9月26日からタイ国際航空の預け荷物が大量に滞留しています。
9月26日〜28日に届かなかった荷物は1万個を超え、そのうち3,300個以上が持ち主のもとに戻りました。
「何日も荷物を受け取れていない」という声も出ています。
自分の荷物がどこにあるかはタイ空港公社の追跡サイト(baggage.airportthai.co.th)で確認できます。
荷物が届かなかった場合は次の3つの方法で受け取れます。
- 空港で直接受け取る:パスポート原本・搭乗券・手荷物タグ(Baggage Tag)を持って空港の「Lost & Found」カウンターへ(24時間対応)
- 配送してもらう:案内されたQRコードから登録すると、スタッフから電話で確認があり届けてもらえる
- 専用窓口で受け取る:10月3日からスワンナプーム空港の敷地内にあるタイ国際航空の地上支援施設(THAI Ground Service Maintenance Building)に24時間の引き取り窓口ができました。パスポート・搭乗券・手荷物タグを持って行きましょう。代理人が受け取る場合は委任状と本人・代理人の身分証のコピーも必要です
問い合わせはタイ国際航空のコンタクトセンター(+66-2356-1111・24時間対応)でも受け付けています。
手荷物タグの控えは搭乗券に貼られていることが多いので、捨てずに持っておきましょう。
着替えや常備薬など1〜2日分の必需品は機内持ち込みの荷物に入れておくと安心です。
持ち物の準備はタイ旅行の持ち物リストも参考にしてみてください。
これからタイへ行く人が気をつけたいこと
1. 出発前に運航状況と自分の便を確認する
欠航や遅延は直前に決まることもあります。
出発の前日と当日には航空会社のアプリやサイトで運航状況を確認しておきましょう。
2. 空港までの移動に余裕を持つ
バンコク市内では道路の冠水や渋滞が続いています。
9月29日から10月4日まではバンコクなど8都県に高潮の警戒も出ていて、チャオプラヤー川沿いの低い地域では水位が上がるおそれがあります。
空港へ向かうときはいつもより時間に余裕を持って出発しましょう。
3. 海外旅行保険の補償を確認しておく
海外旅行保険には飛行機の遅延や荷物の遅れで必要になった費用を補償してくれるものもあります。
加入している保険やクレジットカード付帯の保険の内容を確認しておくと安心です。
保険についてはタイ旅行の海外保険の記事でも紹介しています。
まとめ:出発前に自分の便と各社の対応をチェック!
いかがでしたか?
バンコクの洪水の影響で
「タイ国際航空の日本行きの便が欠航・時刻変更」
「スワンナプーム空港で荷物が届かない」
といったトラブルが起きています。
タイ国際航空は10月4日から通常運航に戻る予定ですが、荷物の遅れなどはしばらく続く可能性があります。
多くの航空会社が手数料なしで変更できる対応をしているので、該当する人は早めに手続きしましょう。
この記事は状況が変わり次第更新していきます。
雨季のタイ旅行の注意点はタイの雨季の記事でもまとめています。
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本記事の情報は2026年10月1日時点のものです。欠航便や各航空会社の対応は変わることがあるため、必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。


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