タイ留学を考えはじめると最初に迷うのが「どの都市に住むか」です。
同じタイでも首都バンコクと北部のチェンマイでは街の雰囲気も学べる環境もまったく違います。
この記事では目的別に選べるオススメの都市を5つ紹介します。
「タイ語を本気で伸ばしたい」「英語も一緒に学びたい」「費用をおさえて長く住みたい」など自分の目的に近いところから読んでみてくださいね。
各都市の家賃や生活費は【タイ留学】主要5都市の費用比較まとめで詳しく比べています。
結論:目的別のおすすめ都市早見表
| 目的 | おすすめ都市 | 理由 |
|---|---|---|
| 学校の選択肢と便利さを重視 | バンコク | 大学の語学コースから語学学校まで数が一番多い |
| 落ち着いた環境で集中したい | チェンマイ | 大学の集中コースがあり生活費も安め |
| 海のそばで英語も学びたい | プーケット | 観光客が多く英語を使う機会が多い |
| 都会と海を両方楽しみたい | パタヤ | バンコクから車で約2時間で語学学校も多い |
| ローカル環境でタイ語を伸ばしたい | コンケン | 日本人が少なくタイ語を使う場面が多い |
都市を選ぶ前に決めておきたい3つのこと
1. 何を学びたいか
タイ語だけを学ぶのか英語も学ぶのかで選ぶ都市は変わります。
英語を使う機会が多いのはバンコクやプーケットなど外国人の多い街です。
反対にタイ語を伸ばしたいなら日本人や英語を話す人が少ない地方都市のほうが上達は早くなります。
2. 留学の期間とビザ
タイにビザなしで滞在できる日数は2026年9月15日から30日に短くなりました。
1か月を超えて学ぶなら学生ビザ(Non-Immigrant ED)が必要になると考えておきましょう。
学生ビザを出してくれる学校の数は都市によって大きく違います。
地方都市では選べる学校が限られるので早めに確認しておくと安心です。
ビザなし滞在のルール変更はこちらの記事でまとめています。
3. 予算
家賃と生活費は都市によって倍近く差が出ます。
同じ予算でも地方都市なら長く住めるので留学の期間とあわせて考えるのがおすすめです。
タイ留学にオススメの都市5選
1. バンコク:学校の選択肢と便利さで選ぶなら

首都バンコクは留学先として一番人気の都市です。
大学の語学コースから民間の語学学校まで選択肢がとにかく多く、レベルや予算に合わせて学校を選べます。
- 名門チュラロンコン大学に外国人向けのタイ語集中コースがある
- BTSやMRTで移動しやすく生活に不便がない
- 日本人コミュニティが大きく日本食や日本語が通じる病院もある
たとえばチュラロンコン大学の「Intensive Thai Program」は1コース6週間(約100時間)で受講料は29,500バーツです(対面授業の場合)。
初級から上級まで9つのコースがあり奇数月に新しいコースが始まります。
注意点:家賃と物価はタイの中で高めです。
また日本人が多いぶん日本語だけでも暮らせてしまうので、タイ語を伸ばしたい人は意識してタイ語を使う環境を作りましょう。
向いている人:初めての海外生活で不安がある人や学校の質と便利さを重視したい人
2. チェンマイ:落ち着いた環境で集中したいなら

北部の古都チェンマイはバンコクより物価が安く、のんびりした雰囲気の中で勉強に集中できる街です。
大学がいくつもある学生の街でもあり外国人向けのタイ語コースも充実しています。
- パヤップ大学に外国人向けのタイ語集中コースがある
- 家賃や食費がバンコクより安く長期滞在に向いている
- カフェが多く授業のあとも勉強しやすい
パヤップ大学の「Intensive Thai」は1コース5週間(60時間)です。
2コースを続けて申し込むと学生ビザのサポートが受けられます。
注意点:2月〜4月ごろは野焼きの煙でPM2.5がひどくなる時期があります。
この時期に滞在する人はマスクや空気清浄機を用意しておきましょう。
向いている人:静かな環境で語学にじっくり向き合いたい人や費用をおさえて長く住みたい人
3. プーケット:海のそばで英語も学びたいなら

タイ最大のリゾート島プーケット。
世界中から観光客が集まり英語が通じやすいので英語とタイ語を両方学びたい人に向いています。
- 英語を使う機会が多い
- ソンクラーナカリン大学のプーケットキャンパスなど国際系の学部がある
- 授業のあとにビーチやマリンスポーツを楽しめる
注意点:観光地なので家賃や外食はバンコクより高くなることもあります。
5月〜10月の雨季は西側のビーチで波が高くなり泳げない日も増えます。
島内はバスが少ないので移動はバイクや配車アプリが中心です。
向いている人:リゾートの環境で楽しく学びたい人や英語も一緒に伸ばしたい人
4. パタヤ:都会と海の両方を楽しみたいなら
バンコクから車で約2時間の海辺の街パタヤ。
外国人の長期滞在者が多く学生ビザに対応した語学学校もたくさんあります。
- バンコクへ日帰りで行ける距離
- 語学学校の数が多く学費がバンコクより安めの学校もある
- 大型ショッピングモールがあり生活は便利
注意点:歓楽街のイメージが強い街なので住むエリアは慎重に選びましょう。
ビーチロード周辺の繁華街より少し離れた住宅エリアのほうが落ち着いて暮らせます。
向いている人:都会の便利さとリゾートの両方がほしい人や週末にバンコクへ遊びに行きたい人
5. コンケン:ローカル環境でタイ語を伸ばしたいなら
タイ東北部(イサーン)の中心都市コンケン。
観光地ではないので外国人が少なく、毎日の生活のほとんどをタイ語で過ごすことになります。
バンコクからは飛行機で約1時間です。
- 東北部を代表する国立大学コンケン大学があり学生が多い
- 日本の大学との交流があり日本人留学生の受け入れ実績もある
- 物価が安く屋台やローカル食堂の料理もおいしい
注意点:民間の語学学校はバンコクやチェンマイに比べると少ないです。
学生ビザに対応している学校かどうかは申し込む前に必ず確認しましょう。
また街ではイサーン語(東北方言)もよく話されるので標準のタイ語とのちがいに慣れるまで少し時間がかかります。
向いている人:日本人が少ない環境でタイ語漬けになりたい人やローカルなタイの暮らしを体験したい人
番外編:ハジャイを5選から外した理由
南部のハジャイも物価が安くローカルな留学先として名前が挙がる街です。
ただハジャイがあるソンクラー県には外務省の危険情報でレベル2「不要不急の渡航は止めてください」が出ています(県内の一部の郡はレベル3)。
長く住む留学先としてはおすすめしにくいため今回は5選から外しました。
南部へ行く予定がある人は外務省 海外安全ホームページで最新情報を確認してください。
タイ留学で知っておきたいビザと注意点
1. 語学学校の学生ビザは最長1年が目安
語学学校で学生ビザを取った場合は90日ごとに滞在を延長していく仕組みです。
延長は1回1,900バーツで、語学学校の場合は入国から合計1年までが目安になります。
2. 90日レポートを忘れずに
タイに90日を超えて住む外国人は90日ごとに住所を届け出る「90日レポート」が必要です。
遅れると罰金があるので期限をカレンダーに入れておきましょう。
3. 学生ビザでアルバイトはできない
学生ビザではアルバイトも含めて働くことはできません。
違反すると罰金や国外退去になることもあります。
タイで外国人ができない仕事についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
4. 出席管理がしっかりした学校を選ぶ
タイでは学生ビザを勉強以外の目的で使うケースが問題になり、2025年5月からは大学などの短期プログラムに出席管理や報告のルールができました。
授業にきちんと出ることが前提なので通いやすい場所にある学校を選ぶことも大切です。
タイのビザの種類についてはこちらの記事でも紹介しています。
まとめ:目的がはっきりすれば都市は自然に決まる
最後に5つの都市をおさらいしておきましょう。
- バンコク:学校の数と便利さで選ぶならここ
- チェンマイ:落ち着いた環境で費用もおさえたい人に
- プーケット:海のそばで英語とタイ語を両方学びたい人に
- パタヤ:都会と海のいいとこ取りをしたい人に
- コンケン:タイ語漬けの毎日を送りたい人に
学校の情報やビザのルールは変わることがあります。
申し込む前には学校や在日タイ大使館の最新情報を確認してくださいね。
都市ごとの家賃や生活費が気になる人は費用比較の記事もあわせてチェックしてみてください。


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