【2026年最新】タイ入国料は450バーツに?2027年から徴収予定の観光料金をわかりやすく解説

当ブログでは2021年からタイの「入国税(入国料)」を追いかけてきましたが、延期と見直しを何度もくり返してきました。2026年8月に金額が300バーツから450バーツに引き上げられた新しい案がまとまったので、これまでの記事をこの1本にまとめて最新情報に書き直しました。

結論から言うと2026年10月時点ではまだ徴収は始まっていません。今タイに旅行する人が入国料を払う必要はありません。

タイ入国料(観光料金)の最新案まとめ

金額1人450バーツ(従来案は300バーツ)
対象タイに入国する外国人旅行者(免除対象あり)
開始時期2027年の早い時期(4月ごろ)に空路から開始する予定
陸路・海路空路の開始から約1年後に導入予定
支払い方法航空券代への上乗せ・Webサイトやアプリ・空港のキオスクなどを検討中
現在の状況2026年8月14日に国家観光政策委員会が承認。8月25日〜9月28日の意見公募は終了し、今後は寄せられた意見をふまえて閣議に提出される見込み。閣議決定はまだ(10月4日時点)

まだ「案」の段階なので金額や開始時期は今後変わる可能性があります。

支払いが免除される人

現在の案では次の人は支払いの対象外になる予定です。

  • ワークパーミット(労働許可証)の保持者
  • 外交旅券・公用旅券の所持者
  • タイ政府の招待客
  • ボーダーパスの利用者
  • トランジット(乗り継ぎ)客
  • 航空機などの乗務員
  • 2歳未満の子ども

また一度支払えば30日以内はタイを出入国しても追加料金はかからない仕組みが検討されています。周辺国とタイを行き来する旅行者にはうれしいポイントですね。

集めたお金の使い道は旅行者の保険と観光地の整備

入国料は観光開発のための基金に入り、主に次のことに使われる予定です。

  • 外国人旅行者向けの保険(病気やケガ・事故への補償)
  • 旅行者の安全・健康対策
  • 観光地やインフラの整備と環境の回復
  • 観光に関する研究や人材育成

300バーツから450バーツに上がった理由

2026年5月に観光・スポーツ大臣が「300バーツからの引き上げ」を表明しました。理由は大きく2つです。

  1. 保険を手厚くするため:タイでは外国人旅行者の医療費の未払いが問題になっています。私立病院でも使える手厚い保険をセットにして病院側の負担を減らすねらいです。
  2. 物価の上昇:インフレなどを反映して計算し直すと490バーツを超える水準になりましたが、旅行者の負担を考えて450バーツに抑えたとされています。

450バーツ案には反対の声も

2026年9月には野党・人民党の議員が国会で反対を表明しました。
集めたお金を通常の国の予算ではなく基金に直接入れる仕組みでは使い道のチェックが難しくなる、という指摘です。

観光・スポーツ省自身も徴収によって外国人旅行者が約6万6,200人減り、観光収入が約31億バーツ減る可能性があると試算しています。
観光業界からは導入に賛成しつつも、基金の使い道を透明にしてほしいという声が上がっています。

こうした議論の行方によっては金額や開始時期が見直される可能性もあります。

タイ入国料のこれまでの経緯

タイの入国料は何度も「開始予定」が発表されては延期されてきました。当ブログで紹介してきた内容も含めて流れを整理します。

時期内容
2021年外国人旅行者から300バーツを徴収する案が浮上(2021年中の開始を目標)
2022年開始が2022年6月に延期→その後さらに延期
2023年初め一時400バーツ案が出たのち300バーツに。2023年4月→6月開始(空路300バーツ・陸路150バーツ)と発表されるも実施されず
2024年観光の回復を優先して導入を見送り
2025年7月2026年初めへの延期が発表される
2025年10月新政権のもとで300バーツ徴収の方針が再浮上
2026年5月観光・スポーツ大臣が300バーツからの引き上げを表明
2026年8月国家観光政策委員会が450バーツ案を承認。意見公募を開始
2026年9月国会で野党議員が反対意見。9月28日に意見公募が終了

このように「決定」と報じられても実際には始まらないことが続いています。最終的には閣議での承認と官報での公布を経て開始日が決まるので、正式な発表を待ちましょう。

別の料金:空港の旅客サービス料は2026年6月に値上げ済み

入国料とは別に空港の国際線旅客サービス料(PSC)が2026年6月20日から730バーツから1,120バーツに値上げされています。対象はスワンナプーム・ドンムアン・プーケット・チェンマイ・チェンライ・ハジャイの6空港です。

こちらは航空券を買うときに料金に含まれて支払う仕組みなので、旅行者が別に手続きをする必要はありません。「タイの空港で払うお金が増えた」という話を聞いたらこちらのことかもしれません。

【2026年10月追記】さらに「出国税1,000バーツ」の案も

2026年10月にはタイ財務省が飛行機でタイを出国する人に1人1,000バーツの「出国税」をかける案を出しました。タイ人だけでなく日本人を含む外国人旅行者も対象です。

意見募集は2026年10月29日まで行われていて、まだ決定ではありません。法律が官報に載ってから180日後に始まる仕組みで、始まる前に買った航空券は対象外になる案です。

空港の旅客サービス料1,120バーツと入国料450バーツに出国税1,000バーツが加わると、外国人旅行者の負担は合計2,570バーツになります。

今タイに行く人がやるべきこと

入国料はまだ始まっていないので支払いの準備は不要です。一方でTDAC(タイ・デジタル入国カード)のオンライン登録は必須なので忘れずに済ませておきましょう。

2026年9月15日からビザなし滞在が最長30日に短縮されている点や、スワンナプーム空港の入国「Auto Gate」もあわせてチェックしておきましょう。

入国料の支払い方法としてTDACと一緒に払う案も業界から出ているので、今後TDACの登録画面が変わる可能性もあります。

まとめ

  • タイ入国料は2026年9月時点ではまだ徴収されていない
  • 最新案は1人450バーツで2027年に空路から開始する予定
  • ワークパーミット保持者やトランジット客・2歳未満などは免除の予定
  • お金は旅行者の保険や観光地の整備に使われる
  • 空港の旅客サービス料(1,120バーツ)は別物で航空券代に含まれている

正式に決まり次第この記事を更新していきます。

<参考>
Nation Thailand(2026年8月15日)
タイランドハイパーリンクス(2026年8月15日)
タイランドハイパーリンクス(2026年8月25日)
タイランドハイパーリンクス(2026年5月21日)

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ABOUTこの記事をかいた人

タイが大好きな30代の会社員です。 タイ・バンコクには、幼少期から約10年間と2021年に約半年間過ごしていました。 タイの観光や生活に関する情報を、元在住経験者の目線や日タイハーフの立場から、ニッチな情報もお伝えすることで、少しばかりかタイの観光産業や経済に貢献したく考えております。 どうぞよろしくお願い致します。